リゲッタについて

僕はボローニャで寮に住んでいるのですが、同じ寮のトルコ人の友人が僕の履いているサンダルをほめてくれました。僕のサンダルは日本のリゲッタのもので、日本でしばらく使っていて気に入っていたので、イタリアに持ってきたものでした。

彼にサンダルの名前を聞かれ、「リゲッタ」と伝えました。彼はその場でスマホでリゲッタについて検索し、リゲッタのホームページにたどり着きました。

ところがリゲッタのホームページは完全に日本語のみであり、日本語を解さない彼にとって厳しいものでした。また画像に組み込まれている文字情報も多く、翻訳サイトを介して観覧することも難しそうにみえました。

ホームページによれば、リゲッタは日本の下駄の歩きやすい構造と西洋のデザイン性を融合させた大阪のブランドだそうです。このような外国人の興味を引きつけるブランドの背景がありながら、日本語のみでしか発信されておらず(さらにいえば海外への発送もできなさそうです)、海外の需要を取り込めていないのは、なんだかもったいないなあ、と思ってしまいました。